CAEとは、「Computer Aided Engineering」の略で、文字通りコンピューターによって工学的な計算を行うことです。「CAD (Computer Aided Design)」が、従来のドラフターによる設計を大きく変えたように、CAEも今や世界の設計手法を大きく変えてしまっています。
従来は、CAEは橋梁やビルなどの大きな建築物にかかる、静的あるいは動的な構造上の影響を計算し、必要な安全性を確保する手段として、利用されてきました。これは、建築物は、計算する上では梁や柱を、線状の要素として、簡単に計算することに向いていたからです。
しかし、製造業においては、細かな形状が構造上果たす役割が大きいことも多く、複雑な形状を計算することは、コンピューターに大きな負荷となり、なかなか現場での適用が難しいと思われてきたのが、過去の状況でした。
この状況は、現在大きく変わってきています。
一つには、コンピューターの能力の向上が大きな入力を伴うプログラムの実行を可能にしています。
またもう一つが、CAEプログラム自体の機能の向上です。
現在では、製造業において、製品設計に必要な強度・安全性・熱特性など、さまざまなテストを、試作品を作成する前に、コンピュータ上でCAEによって行うことが可能になっています。
これは、CAEプログラムが、製造業により適した設定条件を用意し、さらにCADとの親和性を向上して、CADモデルを利用した構造解析が行うことができるようになったためです。
そしていまさらに、COSMOSが新たな製造業へのCAEの展開をもたらしています。
COSMOSのコンセプトは、「設計者のためのCAE」です。
従来のCAEでは、専門用語や特別な操作が必要で、CADモデルを利用できても、CADとの連携性は不十分でした。しかし、COSMOSはCADモデルを特別な操作なく受け取り、それに直接構造荷重や温度を、面や辺をクリックしながら、設定することを可能にしました。
これによって、設計者がCADで設計しながら、COSMOSで構造上問題になる部分を発見し、それをまたCADで修正するという、設計への機動的なCAEの適用が可能になったのです。
このことは、設計初期段階での精度の向上と、それに伴う試作の減少、開発期間の短縮、製品完成度の向上、トラブル原因の発見といったことに直接効果を発揮し、コストの削減と製品競争力の確保を可能にするのです。
COSMOSはすでに、世界No.1となる14,000社へと導入されています。そして、そこから得られたフィードバックを、毎年のバージョンアップごとに、100以上機能として実装し、いち早く製造業の現場の声を取り入れることで、設計者向けCAEツールのスタンダードとしての地位を確固たるものとしています。
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